インド古典宮廷舞踊カタックの舞台進行形式

インド舞踊カタックの舞台進行で使用される曲目について、

『インド古典舞踊カタック独特の舞台進行形式について』書きます。

これが、そのまま、カタックで、習得すべきアイテムとなります。

古典的カタックでは、以下の形で舞台が進行していくのが普通です。

カタックは、全体像がつかみにくい上、

なかなか、グルジにも教えていただけない場合が多いですね。

悶々としている方は、ぜひ、参考にしてくださいね。


0:司会者挨拶

1:タブラソロ

2:バンダナ

ヒンドゥー教でマントラ(mantra)(スローカ)の踊り

3:ナトワリヌリッタ、ビランビット(純粋舞踊・スピード=ゆっくり)

4:ナトワリヌリッタ、マッディヤー(純粋舞踊・スピード=中間)

*日本では、ここで、伴奏者による ミニインド古典音楽コンサートなどを入れる

〜〜〜〜休憩〜〜〜〜

5:ガット (登場人物または、主題が一つだけの、パントマイム的舞踊)

6:ガットヴァウ(パントマイム的舞踊) 

7:ナトワリヌリッタ、ドルット(純粋舞踊・スピード=高速)

8:ナトワリヌリッタ、ドルット(純粋舞踊・スピード=高速)

9:終わりの挨拶



以下詳しく


0:司会者挨拶


.

1:タブラソロ

これは、ほとんどの場合、ビランビットティーンタールでのタブラソロになります。

タブラソロと言っても、ラハラ=ナグマの伴奏に合わせて演奏されます。

一流のプレイヤーでも、ダンサーの登場前に演奏するのがカタックの形式です。


2:バンダナ

ヒンドゥー教でマントラ(mantra)といえば、特に『ヴェーダ』に登場するサンスクリット語の聖なる呪文、祈りを意味します。マントラは、意味がわからなくても、唱えるだけで神と波動を合わせることができる、魔法の言葉です。また、マントラは、音の姿をとった神と言われています。この、マントラ(スローカ)に歌と踊りをつけたものが、祈りの踊り、バンダナです。


3:ナトワリヌリッタ、ビランビット(純粋舞踊・スピード=ゆっくり)

普通は、BPM50~60 ほどで、ティーンタールのボールを演奏します。

(1)ラリー

(2)タート

(3)アマド

(4)パランアマド〜〜テハイ

(5)ウターン〜〜テハイ

(5)ラリー

この順番は、入れ替え不可能。


4:ナトワリヌリッタ、マッディヤー(純粋舞踊・スピード=中間)

普通は、BPM90〜120 ほどで、ティーンタール

または、その他のタール(リズム)を演奏します。

(1)パランアマド(ここで入れるのが普通)

(2)ナトワリ カ トゥクラ

(3)テージアマド

(4)テハイ

(5)パラン

(6)ラリーまたは、サルジャワーブ

この順番は、基本的に、入れ替え不可能。


*日本では、ここで、伴奏者による ミニインド古典音楽コンサートなどを入れる

〜〜〜〜休憩〜〜〜〜


5:ガット (登場人物または、主題が一つだけの、パントマイム的舞踊)


6:ガットヴァウ(パントマイム的舞踊) 

または、 バジャン または、トゥムリー

バジャンはヒンドゥー教の賛美歌形式の歌曲 (パントマイム的舞踊) 

トゥムリーは、セミクラシカル形式の歌曲 (パントマイム的舞踊) 


7:ナトワリヌリッタ、ドルット(純粋舞踊・スピード=高速)

普通は、BPM200〜300

(1)トゥクラ

(3)テハイ

(4)パラン

(5)ラリー

この順番は、入れ替え可能。


8:ナトワリヌリッタ、ドルット(純粋舞踊・スピード=高速)

普通は、BPM240〜300

サワルジャワーブに続いて、

タタカール



9:終わりの挨拶




バジャン(bhajan)

バジャン(bhajan)はサンスクリット語でもともと「崇拝」「献身」という意味があり、

転じてバジャンといえば「神を賛美する歌」すなわちヒンドゥー教的な讃美歌を意味する言葉です。

よってバジャンとは、基本的に祈りの「歌」です。 マントラやギーターの一節や聖者の詩などを歌います。

普通、ヨーガの瞑想は、一人で静かに座って行いますが、バジャンは、みんなで、一緒に楽しく簡単にできるヨーガです。

バジャンは、そこで一緒に歌うすべての人々にとっての霊性修行(サーダナ)です。

バジャンは、神への賛美で大気を充電します。グループで歌うことが大変良いとされるのはそのためです。

バジャンは心を広げて永遠に価値あるものに到達できるようにする訓練法の一つです。

神の栄光と荘厳さに浸る喜びを、心に教えます。そして、取るに足りない快楽の領域から心を引き離します。

バジャンは、あなたの内に、真理を経験したいという願いを引き起こします。

神そのものである美しさを垣間見たい、真我そのものである至福を味わいたいという願いを湧き上がらせます。

バジャンは、人が自分自身の内に入り込んで、本当の自分自身になるように励ますのです。

ヨーガとは、神にたどり着くための乗り物、船です。

心で、神を思い、口でバジャンを歌い、身体で神の姿をとってる踊ることは、人間存在全てを使って、行うヨーガと言えます。

そのため、インド舞踊は、踊るヨーガであると言えます。

日本の仏教でもこれを三密の加持と言い重要な瞑想法とされています。

様々な名を用いて神を呼ぶことは不適切ではないかと疑問をもつ人がいます。

しかしそれぞれの御名は神の一面 のみを示すものです。それは至高の神格の一部分を示すものです。

それぞれの御名は、至高神の一面 、一部分でしかなく、無数の光線の一つにすぎません。

霊性修行は、多を支え維持する唯一者に気づき、それを意識することにあります。

それが、人が獲得し大切にしなければならない英知の宝石なのです。


バンダナ

ヒンドゥー教でマントラ(mantra)といえば、特に『ヴェーダ』に登場するサンスクリット語の聖なる呪文、祈りを意味します。

マントラは、意味がわからなくても、唱えるだけで神と波動を合わせることができる、魔法の言葉です。

また、マントラは、音の姿をとった神と言われています。

この、マントラに歌と踊りをつけたものが、祈りの踊り、バンダナです。


ナトワリ・ヌリッタ

ナトワリ・ヌリッタとは、北インドのイスラム宮廷で育ったインド古典宮廷舞踊カタック独特の形式で、

情緒的なストーリー展開はなく、純粋にリズムの面白さ、楽しさを踊っていきます。

情緒的な、神の姿ではなく、純粋に数秘的、数学的、リズム的な美しさで神を表現していきます。

言葉の背後にある、言葉になる以前の純粋な光輝、シャクティ、を表現していきます。

舞台の進行もカタック独特のもので、

はじめに、ダンサーは、これから踊るリズムを歌います。

これは、インド音楽独特のリズムを表す言葉で、『BOL』と呼ばれます。

次に、これを聞いた、タブラ奏者は、ダンサーが踊りたいリズムを理解して、

同じリズムをダンスに合わせて演奏します。

例えば、ダンサーが、『タカタカター』という意味の言葉を歌うとします。

すると、タブラ奏者が、『次は、このリズムをダンサーが踊るんだなー』と理解し、

次に、タブラ奏者は、ダンサーのリズムに合わせて『タカタカター』と演奏する。

と言う風です。

そして、これを繰り返しながら、舞台を進めていきます。


BOL

bolはニーモニック音節 (ニーマニック音節) です。これはインドの音楽でタラやリズミカルなパターンを定義するために使用され、インドのリズムの最も重要な部分の1つです。

Bolはヒンディー語のbolnaから派生したもので、「話す」という意味です。

ニーモニック音節は、インドのさまざまな古典的なドラム演奏の場面で使われています。それらはpakhawajとtablaにあります。しかし、パッカワージ演奏者が、かなり稀有になって以来、その言葉は主にタブラに当てはまると考えられています。

ボールとそのテクニックとの間には、非常にゆるやかなつながりしかありません。異なったミュージシャンが異なったgharanas、または音楽のスタイルを表現するので、異なるテクニックが使用されることがあります。場合によっては、技術的利点を得るために(例えば、非常に速く演奏するために)異なる技法が使用される。異なる芸術的陳述がなされているために、異なる技法が使用されることもある。これらの理由から、特定の方法が実行されるとは断言できません。

mridingumとpakhawajの場合のように、このドラムを演奏する技術を学んだ人は、彼が演奏しようとしていることを暗唱するよう教えられます。何が挙げられているかは、bolに言われています。この暗唱には、さまざまな子音母音列が含まれています。ドラム上の実際のレンダリングがボールを模倣することが期待されます。

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*日本では、『ぼる』と発音する方がいますが、

実際に友人のヒンディー語圏内のインドの人タブラ奏者に

発音してもらうと『ボール』と発音します。『る』は、『RU』でなく、

『L、で発音してください。』とのことです。

बोल、ヒンディー語 『タブラボール』

বোল、ベンガル語 『タブラ ボル』

ヒンディー語 तबला बोल タブラボール。

ヒンドスタニーサンギータですから、やはり日本語表記は、『ボール』が正しいのでは?

カタックもヒンディ語圏のラクナゥ流派が本家です。

カタックの家元のマハラジ師匠も、ヴィジェ師匠も『ぼる』とは言いません。

御2人ともベンガル人ではありません。

よ〜〜く発音のわかる音源をUPしました。


KATHAK कथक

インド古典舞踊 カタック クンジュビハアリ/カタックマンディール Kathak Mandir JAPAN kunjubihari.com